まだ社会人になって間もないころの話です。
その頃は一人暮らしをしていたのですがとある休日の日一人の男性が訪ねてきました。
「家にお布団はありますか?」と聞かれたので、ありますと答えると「どんな布団ですか?見せて頂けますか?」というので、とくに怪しいとも思わずそのまま家の中に入れてしまいました。
布団を確認すると「これは古いですね。私の今持ってきてる布団があるのですが、とてもいいものですよ。」と今ある布団が悪い状態であることをいわれました。羽毛布団をもっていなかったこともあり、気になって思わずどんな羽毛布団かも見ずに30万ほどで購入契約してしまいました。
その布団を受け取るとなにやら変なにおいがして、とても新品とは思えないようなものでした。30万にしては質が悪いような印象だったのでこの時に(あれは詐欺だったのか?)やっと気づきました。そもそも一般の人が使用するには30万の羽毛布団など高価であることも考えませんでした。
その後、クーリングオフをしたいと伝えるためその方を再度呼び出して、部屋で話し合いをすること5時間。話し合いでは「友達になれるとおもっていたのにな~」と他県で社会人になった私には友達もいなかったところで揺さぶってきたりしましたが、それも怪しく思い断り続けました。
そもそもなぜクーリングオフをしたいという話がしたかっただけなのに5時間もかかるんだと憤ったのも覚えています。その後のさらなるトラブルも考えインターネットで弁護士を探し、クーリングオフの手続きを依頼しました。
無事にクーリングオフもできたのでよかったですが、気をつけているつもりでも、自分の思いもしないところから詐欺に合うんだと思い知りました。また近くに相談できる人がいなかったということもネックだったのではないかなと今では思います。