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人の善意を利用した悪質な募金詐欺

東北の人が少ない田舎町の一戸建てに、主人の両親とともに住んでいるのですが、周辺は農家がぽつぽつとだけ存在するような限界集落のような場所にある我が家に、ある日、大きなリュックを背負った真面目そうな男の人が訪問してきました。普段から、お客様が来たらすぐに玄関を開けてしまうような田舎です。その日もいつも通り、義理の母が玄関を開けました。

外面のよい詐欺師義理の両親達はよく言えば人を疑わないような性格で、また頼まれたら断れないような人たちでした。今まで、新聞や宅配牛乳や訪問販売などの人たちが来たことがあり、数分話しただけで「立って話すのは疲れるでしょう」と家の中に招き入れ、結局契約するかしないかまで話を進められてしまって、契約を断ったり、あとから解約手続きをするのは毎回私の仕事でした。

リュックを背負った男性は、見た目があまり身ぎれいな人ではなく、話し始めたのは「NPOのボランティア団体に所属していて、児童施設に寄付するためのお金を集めている」ということでした。私は胡散臭く思ってしまったのですが、男性はパウチした児童施設の写真が入った紙を見せながら、不幸なこどもたちについて語り始め、案の定同情したお義母さんは話を聞いてすぐにお財布を出してしまいました。

男性はものすごく申し訳なさそうに、「ありがとうございます。いくらでもいいんです。すみません」と言いました。義母はお財布を開けながら聞きます。「いくらなの?募金500円くらいでいいのかしら?」すると男性はリュックから、マイクロファイバー製の布巾という物を取り出して言いました。「これを買ってもらって、その売り上げを募金しているのです」「あらあらそうなの。分かったわ」そう言って2枚受け取り、言われた3000円を男性に渡そうとしました。

「ちょっと待って下さい。少し高くないですか」と私は思わず言いました。男性は「寄付前提の金額なので高いんです。あくまでも善意なので高ければ買わなくていいんです」と言います。「寄付はいくらでもいいって言ったじゃないですか」と食い下がった私に「いいのよ」とお義母さんが止めに入りました。「いいのよ…。でもやっぱり高いわね。じゃあ1枚分だけにするわ」とお義母さんは1500円だけ男性に渡しました。

「さっき聞き忘れたんですけど、NPOの名前はなんて言うんですか?」そう私が訪ねると、男性はさっき説明に使ったパウチの紙を取り出して、右下を指さし「こういう団体です」と言いました。ものすごく小さな字で「NPO…」と書いてあったのですが、確認出来ないうちにしまわれてしまいました。

「お金を払ったんですから、領収書などはないのですか?」と再び聞くと、「すみません。持ってくるのを忘れてしまいました」と男性。お義母さんが気を遣って男性を労って、男性は帰っていきました。その後、回覧板で明らかにあの男性のことであろう詐欺についての文書が回ってきました。男性が提示したNPOは思った通り存在しない団体で、訪問していた男性自身、どこからきたのか、誰なのか全く不明。

田舎なので車がないと他の家まで訪問してまわることが難しいのですが、訪問されていたお宅や家族からは見えない場所に車を隠し、各家庭へは徒歩で伺っていたようだということから、特定されないように行動できる、多分常習犯だということでした。我が家ではお義母さんが出した1500円という被害額でしたが、詐欺だと思わなかったお義母さんは「困っている子たちのためにと思ったのに…」と落ち込んでしまいました。

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明らかな結婚詐欺なのに本人は気が付かなかった

「僕、結婚を考えているんです」我が家によく営業にくる当時40代の男性がいいました。彼と我が家は長い付き合いで、私が幼い頃から営業で出入りしていたのでもう20年近い付き合いでした。恋愛の話が大好きな母が「えー、ほんとに。相手はどんな人なの?」と聞きました。すると、照れながら彼は相手の女性の写真を見せてくれました。「あら、随分美人さんを捕まえたね」と母は言っていました。私もどうしても気になったので横から写真を覗いてみました。相手の女性はまだ20代後半で中国人の女性でした。

矢の刺さったハート私からすると、普通の女性といった感じでしたが40代くらいの男性がとても好みそうな顔立ちの方で、伸ばした髪が清楚な雰囲気をだしていました。彼が嬉々として惚気話をする中、私は「なんか詐欺くさいな」と思っていましたが、私は彼女の何を知っているわけではなかったので黙っていました。彼はとても幸せそうに彼女の話を続けていました。今度その女性が、一回中国に帰って家族に紹介するための準備をしてくるらしくしばらく会えないと残念そうに話していました。「それでドロンされなきゃいいけどね」と内心思いもしましたが、そんなことはいえず黙っていました。

それから、1年以上たっても彼の結婚の話が出てこないので気になった母が「彼女とはどうなったの?」と聞きました。「詐欺にあった」と彼は言いました。国に帰るときにお金を渡したそうで、それをもってそのままドロン。明らかに怪しかったし、40代という年齢が彼を焦らせたのでしょうか。それとも20代後半という女性の年齢で安心したのでしょうか。綺麗な花にはとげがあるな、改めて思いました。人のいい彼には幸せになってほしいとは思いますが、恋愛の痛手は誰にでも癒せるものではありませんし、大切なひとに裏切られたショックは大きいもの。どうか彼にも春が来ますようにとずっと願っています。

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ネットの求人は100%信じないほうが良い

3年前、自宅で在宅ワークを始めようと思い、ネットでライティングの仕事を探し応募しました。その求人は、個人事業主の方がHPで応募していたもので、インディードのような求人サイトではありません。出産前に勤務していた業界のことがネタだったので、トライアルは無事通過し、いざお仕事を・・・ということになりました。

どくろマークの標識1記事1000文字程で150円、それを60記事提出するという依頼だったので、余裕を見て1ヶ月時間を頂きました。先方も途中経過等は不要で、できあがったら連絡をくださいということだったので、1ヶ月何も絡はしませんでした。

その後記事を納品しましたが、何度メールを送っても返信がありません。HPにある連絡先の電話もしましたが、つながりません。(留守番電話に切り替わることなく、ずっと発信音がするだけ)時間を変えてもダメ、HPの問い合わせフォームを利用して連絡をくださいといっても音沙汰なしでした。

こちらも1ヶ月時間をさき、金額にして9000円の案件ですから、本当はあきらめたくなかったのですが、追求する時間が余計もったいないと夫に言われそれ以上の詮索をやめました。その後はクラウドワークスのようにある程度身元がしっかりした企業が加入していて、報酬もとりっぱぐれがないようなサイトを利用するよう心がけています。

また、個人事業主が募集している求人でも、企業側から契約書を作成して「はんこを押してください~」と書類を送ってくれるところもあるので、少なくとも求人の内容にだけ飛びついて応募することはやめました。

ただ、連絡がとれなくなった最初の求人には非常に腹が立っているので、政府が運営する在宅ワークの被害報告みたいなページに実名で報告を入れておきました。実名で報告したから処罰してくれるというわけではないのですが、せめてものはらいせと、自分のように損をする人がいないようにと思って実体験を書き報告したまでです。人の足元を見て搾取する人間は許せません。